介護の始まりはいつ?親の介護を家族が考える時期はいつなのか?目安や基準を解説します!
介護のはじまりはいつからですか?
ケアマネジャーの頃によく質問されました。
答えは、「今です!」
介護を考えた時、不安に思った時が始まりです。
しかしながら今回はあえて目安や基準を設けて、家族が準備ができるように解説します。
私の思考基準ではありますが、参考にされてはいかがでしょうか。
目次
- ○ 介護はいつからはじまるのか
- ○ 介護を考える目安
- ○ 介護を考えるサインや出来事
- ・病的疾患(入院)から
- ・日常生活の異変から
- ○ 介護の基準
- ・年齢基準
- ・就労基準
- ○ まとめ
介護はいつからはじまるのか
60歳から60歳以前から介護認定受けている人、介護サービスを受けている人はいます。
80歳でも介護認定や介護サービスを受けていない人もいます。
当たり前ですが、人間はみんな同じではありません。
寿命や健康など個人差があります。
介護が始まる人もいれば、介護がはじまらない人もいます。
年齢だけでは判断できないことであるゆえに、いつから介護がはじまるかはわかりません。
介護を考える目安
一般的には年齢が65歳~制度が利用できます。
私の介護を考える目安は年齢60歳からです。
この目安とは、介護について頭に入れておかないといけないということです。
そして年齢よりも重要なのは、就労の有無が目安だと思います。
働いている時は、社会交流やON・OFFの切り替えで生活のメリハリがあります。
退職後はストレスも軽減され自分のペースで生活していること、
更に社会的交流が少なくなれば心身の衰えが顕著にでやすいです。
介護を考えるサインや出来事
後から思い返すと、あの頃から異変が・・
あの出来事が認知症のサインだったな・・
など回想することがあります。
親が発信するサインは見逃さないで!
病的疾患(入院)から
「脳梗塞・骨折・心筋梗塞」など病的疾患からは、目に見えてわかりやすい点があります。
専門機関にも目に届くので、Dr/Ns/Mswなど専門職が介護認定の提案や手続きの説明をしてくれます。
クリニックや病院の規模により相談窓口がないこともありますので一概には言えませんが、
病院経由だと家族は介護を考えないといけないと認識されます。
Dr:医師
Ns:看護師
Msw:医療ソーシャルワーカー
日常生活の異変から
もの忘れが出てきた(認知症の疑い)
外出して迷子になった(認知症に疑い)
身体の異変(歩けなくなったなど身体の衰え)
※日常からの異変は気づきにくいことがあります。
そういえばあの頃から・・
あとから回想すると何らかのサインは出ていますがその時は気にしていない分同居者は築かないです。
別居の親族などから、最近変わったな~など変化を聞き気づくこともあります。
普段接しているからこそ見えないこともあるのです。
介護の基準
<二つの基準を推奨>
就労の有無は、元気なうちはする傾向もあり70歳以上もしている人もたくさんいますので、
就労だけでの基準ともう一つ年齢基準のダブル基準を推奨します。
心身は体の外見は見えるのでわかりやすいですが、体の中身と心は見えにくいので慎重に確認が必要です。
健康診断などチェックもよいですが、家族が主治医に聞くことも有効です。
また、心身の健康を記録するといいでしょう。
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年齢基準
現在は基本的に介護や年金受給は65歳からです。
人生の節目である還暦をファースト基準として頭に入れておくことをおすすめします。
そして70歳までは最低でも年1回、70歳~は毎月~3ヶ月に1回は心身の状態を確認しましょう。
※60歳を起点にファーストチェックを!
就労基準
親が定年退職をしたら「介護の準備」スタートです。
年齢よりも就労が心身に与える影響は大きいです。
社会的責任やストレスから解放されて安心や安堵感から心身の状態変化が起きやすいです。
※「いつもと違う」がサインです。
定期的に親とコミュニケーションを取り観察しましょう。
まとめ
介護はいつ訪れるかわかりません。
近年で多いのは脳梗塞や脳出血などの脳卒中が影響、その後遺症が残り心身の変化により介護認定を受け介護サービスを利用するようになったというケースです。
脳卒中の発症は低年齢化しており60歳以下でも安心はできません。
いつ何が起きても最低限対応できる準備は必要です。
介護必要になってから困らないよために介護が必要でない今、家族は知識や段取りを準備することを推奨します。
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