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言葉の伝え方と受け方、双方の解釈に違いが人間関係に影響している。

まずはじめに「言葉は伝わらない」ということです。


例えば、上司が部下へ「残業大変だったね」と言った場合、上司の思いは「残業お疲れ様」という労いの意味で発した人もいれば、「残業大変だったみたいだね」と事実を言っただけの人もいる。

部下は、上司が「感謝の気持ちを表現」してくれたんだと解釈する人もいれば、「他人事やな~」と上司を批判する人もいるかもしれない。

このように発信者と受信者では解釈に違いが生じることがあります。
この違いが原因で人間関係が悪くなることがあります。

ではどうすれば相手に伝わるでしょうか?

上司が感謝の気持ちを伝えたいのであれば、残業大変だったねの後に
「ありがとう」「助かった、感謝しています」など加えると伝わる度合いが変わります。

更にこれだけでは不十分です。
声のトーンや表情でも発信しなければ相手に伝わりません。


言葉は奥深いものです。

目次

発信者の心理と受信者の心理

お互いの心理はどうでしょうか。
何を思って発信&受信しているか?

発信者と受診者で違いがあるから伝わらないのです。

発信者

・説明する手間をはぶく
・自分の発信が相手に伝わると思い込んでいる。
・自分の価値観と相手の価値観は一緒

特に上下関係や親密な関係であれば顕著に出やすいです。
(上司→部下・先輩→後輩・夫婦など)

受信者

・受信者は発信者の言葉を理解しようと情報を求める
・情報が少ないと自分の解釈で言葉の意味を理解する。
・自分の価値観と相手の価値観は一緒。

上下関係や親密な関係であれば顕著に出やすいです。
(上司→部下・先輩→後輩・夫婦など)

この違いをなくすには

この心理的なことは会社で見られ職場の関係性をよくするには大切です。

部下から上司への報告などは、上司は細かく聞いてきます。
部下に取ったら理解しろよ!と思うこともありますが、実は伝わっていないのです。
だから上司は情報を得ようとし質問責めをするのです。

※上司への報連相の伝え方も見直しが必要です。

発信者

・言葉は伝わらないものと思う。
  そのうえで相手に伝わるような言い方で発信する。

・手間を嫌がらない。
  相手が理解できていなく質問されたことは、自分の言葉が伝わっていないサイン。

・相手に理解を求める。
  言いっぱなしでなく、言ったことに対して復唱させたり理解できたか確認を求めること。

受信者

・言葉は伝わらないものと思う。
  そのうえで相手の真意えを理解できるような聞き方をする。

・手間を嫌がらない
  めんどくさいからと言って勝手に解釈しない。

・相手に理解を求める。
  相手の発信に対して、自分はこう理解したことを伝え確認を求める。

言葉の本質

言葉の陰には発信者の「思い」が隠れています。

「好き」の陰には愛する思いあったり・・
「ありがとう」の陰には感謝の思いがあったり・・

この隠れた「思い」を伝える手段が言葉です。
この陰の部分を相手に伝えるという思いで言葉で発すれば伝わり方も受け方も変わります。

カウンセラーがお手伝いできること

「思い」の伝え方
「思い」の受け方

心理的観点から良好なコミュニケーション手法をお伝えしています。

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