親の変化は介護突入のシグナル~<初期のサインを見落とせば後悔することも>親のサインの一例を紹介
親が介護になる時は突然のようですが、少なくとも何らかのサインは出ています。
そのサインに「気づくor気づかない」
そしてそのサインに対して気づいても「行動するorほおっておく」かで違いがあります。
今回はそのサインの一例を紹介し、今後家族が早くサインに気づけるようにアドバイスを兼ねて解説します。
目次
初期の変化
・認知機能
最近言ったことを忘れることが多くなった、何回も聞いてくる、おかしいなと思う言動があります。
初めは一過性の物から期間があいたりするので、年のせいなどになります。
それが頻繁になったりすれば家族は不安になります。
認知機能低下は多くなっています、ほおっておくと進行して対応が困難になってきます。
些細なことでも「おかしいな」と思ったら迅速な対応が必要です。
認知機能低下は多くなっており、日常生活へは差ほど支障がないためほおっておかれやすいです。
もの忘れが激しくなる前に介護の対応することが大切です。
・精神機能
最近怒りっぽくなった、喜怒哀楽が激しくなったなど、精神的に不安定なことが多くなる。
何らかの精神疾患の疑いもあり、早めの受診が大切です。
・身体機能
立ち上がりに難がでてきた、すぐに動けなくなったなど身体の機能低下が原因で介護になることも。
※親の日常生活の観察が大事。
例えば、外出する回数が減った、自宅で座って過ごすことが多くなったなど、以前にできていたこと(やっていたこと)がやらなくなった(できなくなった)などの日常生活変化も察知が大切です。
初期の注意点
・後回しにしない
大丈夫やろ~仕事が忙しくてかまってられないなどの理由からほおっておかない。
虫歯でも、まだそんなに痛くない、痛みがない時もあるし大丈夫やろ~で受診を先延ばしにした結果、大虫歯になった。早く治療すればよかった・・。
介護も同じです。
まだ軽い初期段階で治療すれば、改善できることはあります。
医療では早期発見早期治療というワードがありますが、介護は早期発見早期行動です。
・他者任せにしない。
介護の手続きをすればいい、介護サービスを利用したらいいなど、介護のプロに任せれば大丈夫!?
介護保険やサービスは手続きをして認定されれば利用できますが、主となるのは親や子です。
親の介護について関係機関(ケアマネなど相談機関)に相談はいいですが、全て任せたり丸投げすることはオススメしません、必ず当事者意識をもって自分たちで考え選択しましょう。
初期の行動
・現状を整理する。
何があるのか、何に違和感があるのか。
ノートに記載し問題点や不安点など、思ったことを何でも書き出す。
※現状を知ることが大切です。
・相談する
プロに相談することはわかっています。しかし、何を相談するかはわかっているようでわからないものです。
相談するには言い方も整理しておかないと相手には正しく伝わりません。
正しく伝わなければ適切な回答をもらえないこともあります。
何に困って何をしてもらいたいのか、何を聞いて何をどうすればいいのか、整理してから相談することを推奨します。
・親のことを知る→※私はこれを一番推しています
意外と子供は親の事を知りません。
特に離れて暮らしていれば、交友関係やいつ起きて何食べて何をしてすごしているなど生活が見えません。
親のライフスタイルを知ることからスタートです。
親の生活を知ることで親が何を考えてるか、親の思いがなんとなくでもわかってきます。
これをすることにより「愛」が強くなります。
親を思う愛、があれば親の介護はうまくいきます。
まずは介護者の心の統一が親の介護がうまくいく秘訣です。
☆親と一緒に過去を振り返ることもオススメです。
親と一緒に、親が生まれた時のことから現在までを聞くことです。
恐らく子供は知らないことばかりです、結婚や自分が生まれた時のことなど聞くのも親子関係が良くなりお互いの思いが通じ合うツールです。
私の支援
初期段階での家族の対応を具体的にナビゲートしています。
「何」を具体化することによって、相談窓口の対応もスムーズで適切なアドバイスをもらいやすいです。
この初期段階がスムーズにいけば、親の介護はうまくいく確率はかなり上がります。
団塊世代が後期高齢者になり、介護格差は出てきます。
知るか知らないか、行動するかしないかで質は変わります。
あなたはどちらを選択しますか?
お気軽にご相談ください。
※初回相談無料
地域包括支援センターやケアマネジャーは高齢者の相談窓口です、上手に活用できるように助言やナビゲートします。