親子の距離間は大事!介護のちょうどいい距離間の見つけ方。
親子だからお互いに大好き!
けどずっと一緒は息が詰まることだってあります。
親が元気なうちはそんなにそれほどでしたが、親が介護になると状況も変わります。
親子の距離間は各ご家庭で様々ですが、親子の距離間について解説します。
目次
親子の気持ち
親子の気持ちは一致します。
親は子を思い、子は親を思う。
この原理で考えると相性は良く「両想い」です。
しかしなぜか意見が一致しないこともあります。
それは親子の価値観の違いです。
いくら血が繋がっているからと言って全てが一致することはないのです。
親の気持ち
親は子供をどう思っているのか?
(幼少期~)
・健康に育ってほしい
・幸せになってほしい
・不自由ない生活をしてほしい
などあがります。
それが年を取り終末期が近づいてくると・・
・親(自分)のことで心配をかけたくない
・親(自分)のことで手間を取らせたくない
⇒自分のことで「子供に迷惑を掛けたくない」という気持ちに変わります。
幼少期はポジティブ思考、終末期はネガティブ思考になりがちです。
子の気持ち
・育ててもらった感謝の気持ちが芽生える
・親孝行をしたい・
・親は元気でいてほしい
親の介護は義務と言う概念もありますが、それよりも親に恩返ししたい気持ちが強くなります。
親子だから
・感情がある
・愛がある
だから自分の思い価値観を押し付けがち。
その価値観の不一致により、衝突することもあります。
時として子は親の事を思っていることが親には負担になるのです。
例)
子供:自宅にいてばかりなのでデイサービスにいったほうがよい。
親:自宅でゆっくり過ごしたい。
この場合は、家族なら何て言いますか?
行かせたい気持ちと行きたくない気持ちのぶつかり合いです。
言うこと聞かない親に腹が立つ!!
ってなります。
腹が立つのは愛がある証拠でもあり、自分の思いと相手の思いが違うことです。
他人なら何とも思わないことが、親子だから感情的になることもあります。
その感情が親子関係や介護に影響することがあります。
親子の逆転
ここで、幼少期の頃を思い返してみてください。
親に何て言われてましたか?
・あぶないから気を付けなさい
・家の中でなく外で遊びなさい
・しっかりたべなさい
・これをやるほうがいいよ
・あなたのために言っているのよ
などあるでしょうか。
子供が親に言いがちなことは・・
・あぶないからしなくていい
・自宅に閉じこもらず外に出たら
・しっかりたべてね
・水分とってね
・あなた(親)のために言っているのよ。
などあるでしょうか。
何か似てませんか?
子供の時に親から言われていたことを、今は親に言っていることはありませんか?^^
親の介護をするとよくあることです。
親の目線からは、子供に言っていたことが、今は子供に言われてる^^
子供が親を諭す、叱る、指示する。
親子逆転現象ですね。
距離間の見つけ方
ちょうどいい距離
愛があるから一緒に居ることが幸せではないのです。
親子にも違いがあります。
この違いがあるのに同居する、家族だけで介護する
なかなかうまくいかなお互いが負担になるのはいわば当たり前なのです。
生活も介護も丁度いい距離でいきましょう。
そのちょうどいい距離感の見つけ方は?
①親子の価値観の違いを知る事
→思考の違いを知ることで「違い」に気づき、思いが通じないのは当たり前。
②親の気持ちになって物事を考える
→自分が親だったら、子供にどうされたいか、されたくないかを考える。
③第三者を入れる
→第三者とは、介護のプロです。
ケアマネであったり介護サービス事業者、または私のような専門家が入ることによって中和されます。
『親子の丁度いい距離間=親子の心の距離感』
お手伝い
『親子の丁度いい距離間=親子の心の距離感』
これを見つけることが親の介護が円満にいく確率はあがります。
これを導き出すお手伝いをしています。
介護になった場合や現状の不安を解消できるように
今後を予測をしシミュレーションし対策や行動を助言しています。
※これが準備です。
準備をしていれば不安や恐怖は解消され判断に迷いません。
この差が親の介護がうまくいく人行かない人の差になります。
この支援をしているのが私たちです。
親の介護のマインド設定、介護方法など家族のための勉強会や個別相談会をしています。
親子がお互いに幸せな暮らしを継続するための支援をしています。