ブログ(介護情報&ミニ講座)

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違いを知ることが円満介護に繋がります、心理的観点から読み取る親子の気持ち。

高齢者と私たち子供世代では、思考や体力など違います。

円満な介護をするためには親の気持ちを考えて行動することがキーになります。


「親世代/子世代」
心理と現状を踏まえて親の介護の参考になるように私の体験事例を紹介しながら解説します。


目次

心理の違い



親/高齢者

高齢者でも幅が広いので、2つに区分します。

「前期高齢者と後期高齢者」で違いがあります。
(年齢はあくまでも基準、各々の疾患や状態により違いもあります)

前期高齢者は、定年退職後で自由に過ごしたり精神体力的にも余裕はあり安定している時期です。
まだ介護になっていない人、要支援など軽度な人が多いです。

しかし後期高齢者になれば、体力や精神面に変化が起こりやすく、介護になる人も多くなります。
高齢になるにつれ日常生活を送ることで精一杯です。

<後期高齢者の心理状態>
『変化を求めない』
いつも通りに過ごしたい、特別なことはしなくていい。

自分のペースで過ごしたいすごいたいなど、いつも通りの安定した生活を望む傾向があります。

子/介護者

子供は年齢を重ねるごとに親孝行したい気持ちが高くなる?
親に何かしてあげたい気持ちが強くなる傾向です。

・喜ばせてあげたい
・気分転換をさせてあげたい
・孫を見せてあげたい
・お出かけさせてあげたい

<子の心理状態>
『変化を求める』
親にいつもと違うことをしてあげて親を喜ばせたい親孝行したい気持ちがあります。

親子は一致しない

思考は親子でも一致しません。
介護者のエゴで介護や親孝行をしようとすると逆に負担になることも・・。

ここで私がケアマネ時の事例をご紹介し解説します。

事例

①孫は来るな(70代後半)
長期休暇など子供が帰省などで孫を連れて来た(泊)
食事準備や孫の事で朝から晩まで動いていた。

→子供家族が帰ると疲れがドット疲れが出て次の日から3日寝込む。

親:子供が孫を連れて来るので準備しなあかんからしんどい、日帰りならいいが泊りになると疲れる。


②体調を崩す(80代前半)
親子で日帰り旅行をした、片道車で1.5時間乗車し外は車いすで移動した。

→次の日から体調が悪くなり寝込んでしまった。
元の生活に戻るまで約1か月はかかり、以前よりももの忘れが進んだ。
寝たきりが続いたので体力も落ち歩行や生活動作に支障がでてきた。(身体機能低下)

親:行きたくなかったが子供が言うから・・疲れた。
子:自宅に閉じこもりなので気分転換に連れて行ってあげたかった。

解説

①うれしさ半面、体力がついていかない。
→肉体的負担から精神的負担になることもあるので注意しましょう。

②子供に世話になっている分、子供が言うことは断りにくく思いが強い。
→親を思っての行動はわかりますが、自分本位の思いであり結果的にマイナスに。
 高齢者にとって外出は負担になり長時間の乗り物も身体への負担になります。
 非日常的な体験と変化が体調変化に繋がった。


『本人が望むことだけしてあげること』

このようによかれと思ってすることが逆に親の負担になることがあります。
親は子供の提案だから聞き入れることがありますが、心の中では・・??

親は子供だから言えないことがあります。
子供に気持ちを言えないことはケアマネに言ってくるケースは多いんです。

円満介護のポイント

※高齢者の心理、親の性格を少しだけでも知っておきましょう。
まだ現役世代の私たちとは体力も心理状態も違います。
自分本位にならないようにしましょう。

主は親

・親の気持ちを聞く聞き入れること
・親が自分から希望すればやってあげる
・介護者(子/家族)の都合で決めつけない

親子関係もありますが、聞き方に注意が必要です。
ぶっきらぼうに聞けば親は身構え遠慮して本音も言いにくいです。
心理的に親は子供に迷惑を掛けたくない思いがありますので、子供のことは聞き入れます。

※親への言い方や態度は注意しましょう。

イベントは前期高齢者までに

後期高齢になるとより一層体力に衰えたりしまいます。
一つの基準として、社会交流や親子旅行など非日常的で体力がいることは前期高齢者までに済ませること。

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お手伝い

このお手伝いをするのが私です。
有料ですが、サービスやサポート体制は充実しています。
例えばケアマネや包括センターの営業は平日の17時まで。
当社は営業日時間は不定休でお客様の都合で調整し相談機関は時間に限りがあり仕事や家庭があるとゆっくり相談できない方に対応、更に
ケアマネや包括センターに要点をまとめて依頼できる「台本」を作成しています。
また、相談依頼代行もしており適切に家族が動けるように段取りしています。


<介護になった場合や現状の不安を解消>
今後を予測をしシミュレーションし対策や行動を助言しています。

※これが準備です。

準備をしていれば不安や恐怖は解消され判断に迷いません。
この差が親の介護がうまくいく人行かない人の差になります。
この支援をしているのが私たちです。

親の介護のマインド設定、介護方法など家族のための勉強会や個別相談会をしています。
親子がお互いに幸せな暮らしを継続するための支援をしています。

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