認知症の親の介護は、認知症を知ることから始めましょう。それから○○をすること!
65歳以上認知症有病率は約17%、6人に1人程度が認知症有病者と言えます。
認知症は当たり前
認知症の親の介護についてどう向き合い介護をするか、家族の介護についてのアドバイスをします。
目次
- ○ 認知症は病気
- ・病気の理解
- ・種類
- ・認知症は治る?
- ○ 認知症のはじまりはいつ?
- ○ おかしいな~と思ったらすること
- ○ 認知症の親の介護でするべきこと
- ○ 認知症の窓口
- ・公的機関
- ・民間機関
認知症は病気
認知症は病気の一つです。
まずはこの病気について知ることが先決です。
病気を知らないからどう接すればいいのかがわからないのです。
※結果的に介護方法もわかりません。
病気の理解
認知症は、脳の病気や障害により、思考や記憶など認知機能が持続的低下する症状や状態の総称。
加齢による「もの忘れ」とは違います。
認知症ともの忘れの大きな違いは、認知症は「自覚がない」ことです。
※要は忘れていることを忘れる状態です。
種類
・アルツハイマー型
・脳血管性
・レビー小体型
・前頭側頭型
・若年性
認知症は治る?
認知症そのものを「治せる薬はありません」。
症状の「進行を遅らせる薬はあります」。
<受診医療機関>
・神経内科
・神経科
・精神科
・心療内科
・脳神経外科
※もの忘れ外来・認知症外来など専門外来もあります。
認知症のはじまりはいつ?
加齢によるもの忘れが、認知症のもの忘れとなる基準はわかりにくいです。
認知症になる前から専門医に定期的に受診して検査をしていれば脳の萎縮などわかりますが、事前に専門医に受信や検査をしている人はほとんどいません。
最近もの忘れが多くなったな~たまに話のつじつまが合わないな~など違和感を覚えた時は既に認知症初期段階と言えるでしょう。その他はボーっとすることが多くなった、頑固になったなどサインはあります。
※日常生活の変化に気づくかor気づかない・・観察することも必要。
おかしいな~と思ったらすること
①受診
おかしいな~と思ったら、医療機関へ受診し医師より助言を受けましょう。
②介護相談機関へ相談
介護のプロに相談し助言を受けましょう。
③記録:日記
毎日でなくてもいいです、思いついた時や感じた時に記録しましょう。
認知症の親の介護でするべきこと
前章で述べた、日常生活の出来事を日記(記録)することは重要です。
認知症が進行し重度になるほど、介護する側の感情は顕著に表れます。
なぜわからないの?なぜ言ったのにできないの?など怒りの感情が出ることがあります。
※「感情のコントロール」が認知症の親の介護のポイントです。
日記:記録は自分の感情をコントロールできるツールです。
自分の行動や感情を振り返り冷静さを取り戻せる、次に生かせる介護ができます。
うれしかったこと
悲しかったこと
介護してよかったこと
腹が立ったこと
など、まずは自分の感情だけでよいです。
慣れたら出来事と感情をセットで記録すると振り返りができ自分の感情コントロールがしやすくなります。
病気とわかっていても、親や家族なので感情がでます。
愛情や悲しみ怒りなど親や家族だからこそ感情が出ます。
そういった時は自分の感情を記録するようにしましょう。
<記録したら>
素直な気持ちを記録したら定期的に読み返す。
そして可能であれば家族やプロ、医師にみせること。
(一部でも他者に見せて共有することを推奨します)
そうすることにより、一人で抱え込むことなく介護ができます。
一人で抱え込むと、介護者自身がパンクしたり悪い場合は虐待へも繋がりかねません。
※認知症の介護の秘訣は一人で抱えることなく他者と行うことです。
認知症の窓口
公的機関
各自治体も相談窓口を設けたりして地域全体で取り組んでいます。
お住いの自治代のホームページなどご確認下さい。
民間機関
<クルウプラネット>
民間介護相談窓口、介護のナビゲートをするアドバイザーがいる所。
情報:営業日時間不定、パーソナルサービスが充実。