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個人の尊重をどこまで尊重するの?あなたや家族の価値観で介護手法は変わる。

いくつになっても「個人の意向を尊重」することは大切です。

しかし、介護する側からするとそんなことばかり言っていれないのが現状です。

例えば、おむつは嫌!と親がいっても、排泄ができなければ嫌でもおむつにしてもらわないと困る。
というのが家族側の意見です。

介護に携わると、理屈ではどうもならないことが多く発生します。

その時どうすればいいのか?

事例や自論を参考にしてもらえたらと思います。

目次

個人の意向

親(介護)の意向と子供(介護者)の意向の違いは、親が介護になったらめっちゃでてきます!
こんなに意見が合わないなんて・・って思うこともあります。
時には腹が立つこともあります。

どこまで親の希望を聞いて上げれるか、そしてその希望に答えて上げれるかは家族次第です。
家族の意向や環境により全く違ってきます。


例)
親:家でゆっくりすごしたい
家族:家に閉じこもらずデイにいってほしい

よくある事例です。

無理やり行かせる家族もあれば、親の希望を受け入れる家族もあります。
嫌々デイに来ている利用者もいます。


個人の意向を尊重することと、現実は相違することはあります。
その相違も個人の意向であり尊重すべきことです。

腑に落ちないこと

子供なら、子供の意向より親の意向が優先されます。
例えば保育園や学校で、「今日は行きたくない」といっても子供の意向に関係なく親の意向や都合で強制的に保育園や学校にいかせられる・・

しかしこれが親ともなれば家族の都合だけでは何ともならないこともあります。

デイサービスに行ってもらいたいが、本人の拒否が強く行かない。
デイサービスやケアマネに相談しても本人が拒否しているので強制的にはできない。

子供なら引っ張ってでも預けれるがそうはできない・・
家では面倒看れないから施設に行かせるのに・・

要介護認定前なら個人の意向は大いに尊重はわかるが、要介護になり人の世話になるのに、面倒見る家族よりも本人の意向が尊重されるのは腑に落ちない。

こういう場合、施設、役場、ケアマネ側は何というか?
「本人が拒否しているので強制的には・・」

じゃあ誰が面倒見るの?介護しているのは家族なのよ!
「もっと家族側の意見を尊重したい。」
っと私は思います。

親の意向、子の意向が違う時

親の意向と家族の意向が合わない時は何をすればいいでしょう?

⇒専門家に間に入ってもらう、家族だけで決めないことが重要です。

地域包括支援センター、ケアマネ、その他プロの相談機関に間に入ってもらい、お互いの希望を明白にしすり合わせることです。プロに入ってもらうことで、社会資源やサービスで賄えることやできるできないの判断ができます。家族だけで決めることもありますが、拒否やお互いの意見や方向性が合わない時は遠慮なくプロを活用したほうがいいです。

更にポイントは、プロに相談するのですが、丸投げではなく自分たちでもいい方法を考えプロに提案し判断してもらうことが重要です。自分達の意見も持つことが自分軸での介護であり、親の介護がうまくいく秘訣です。

誰の親?誰の家族?
大切な自分達の親であり家族です。

私の見解と意向

実際介護になれば様々な出来事や問題が生じてきます。
親の介護は実際どうなるかは未知でありながらある程度の予測は必要です。

<私の価値観>
私の親の介護手法は主介護者が無理なことは本人の意向でも受け入れない!
個人の尊重も大切だが、要介護者(利用者)が生活できるのは面倒見てくれる介護者(家族)があってのこと。
介護者の気持ちも大切!

<クライアント>
クライアントがこういったケースの場合は、本人の意向を尊重しながら介護者の意向を優先した介護方法を考え提案しています。(親子の意見のすり合わせと着地点の検索)

相談窓口

私は、介護保険の支援者側も経験あり親の介護も経験しています。家族側の気持ち、支援者側の気持ちも十分に察しています。また、今は外部からの支援者なので客観的にも主観的にも問題提示や解決への見解もできます。

介護は、実際介護に直面しないと行動がしにくいものです。
だからこそ知っている知らないで差が出ます。
あなたの親や家族にいい選択(合う選択)ができるようにお手伝いしています。

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