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高齢者の熱中症はなぜ起きる?予防できないことが多いな~

われわれからすれば「なんで?」と思うことが当たり前な高齢者、

理解できないことは多くあります。
その一つ、暑さを感じない。今の時期、プロ側からは悩ます案件であります。

7月中旬から9月までは熱中症がトピックスで流れます。今年も熱中症で救急搬送や亡くなった人もいます。高齢者に限らず若い人でも熱中症になっています。その中で高齢者にとって熱中症は特に注意が必要です。


目次

熱中症になる原因

①暑さを感じない

高齢者の体感は低く我々が思うほど暑くはありません。
だからそもそも暑くない!ってことです。

人間の感性や体感には人間には個人差があり、新陳代謝が大きい人、冷え性など人によりけりです。
心と身体は比例しないことで熱中症になるのでしょう。

※心身機能低下、自己判断低下など高齢者が熱中症になる原因。


②水分を摂らない

更に水分を摂らないことが大きいと思います。
暑くてもマメに水分を摂っていれば防げることは多いです、暑いうえに水分不足が原因で熱中症になります。


③冷房が嫌い

冷房は冷えすぎる!
「冷えて寒い」と言う人は多いです。冷えるから冷房を消す、これも原因です。

逆に冷えるからといって冷房を切らずにジャンパー着ている人、冬物の服を着ている人もいます。暑いやろーと思いますが本人にとっては暑くないのです。この方が予防にはいいですね。他者は冷房付けて厚着して意味ないやん~って思うかもしれませんが意味がありありです。


④自分で調整できない

これは他者の管理下にあり本人はどうすることもできません。むしろ全て任せる方が熱中症になるリスクは低いです。施設内では温度設定がされているので安心です。

⑤節約

実際の所、私は過去「節約」という人に会ったことは少ないです。
これが原因で熱中症になる人は少ないと思います。

熱中症予防

私がケアマネをしていた時は、熱中症に気を付けるように利用者に促すように上司からも言われていました。また、ケアマネとして介護事業所には熱中症対策として、水分補給促しや室温調整をお願いしていました。独居者には介護サービス提供が無い日は電話や訪問で促しとチェックをしていました。

※しかし完全に予防できるわけではありません。

先ほど述べた原因から、勝手に切る、水分促しも聞かない人もいました。
どうにもならないこともあるからです。

完璧に熱中症を予防する方法は、在宅生活でなく施設生活、施設で管理され介護看護による水分摂取管理をすることです。在宅生活や自己管理はリスクがつきものです。

熱中症対策

温度設定(風量風向含む)を細かく設定すること、そして設定したことを伝えることです。
そして冷房の設定だけでなく、服装にも配慮。冷房で冷えすぎるから冷房を切ったり体感温度調整ができなくなります。冷房下では薄手の物を羽織るなど促し調整することが大切です。なお、電気代を気にするならば、具体的な金額を伝えてください。冷房つけっぱなしで1日何円、消した時の時間を比較をするとわかりやすいです。


<注意喚起する側の注意喚起>

高齢夫婦や一人暮らしの親を持つ人は、親へ注意喚起しましょう。ただ注意喚起にも配慮が必要です。
先に述べた高齢者のメカニズムなど理解しなければなりません。

よくある例ですが、嫌の家に行って、頭ごなしに「暑い、冷房入れや~」はNGです。
35度以上の外からやってきて28度の適温部屋に入っても・・やそりゃ外から入ってきたら暑いわ~となります。

当たり前ですよ!

外から来て25度くらいで冷えているなといいう感覚。しかし25度なんて部屋にずっといるものからしたら寒いですよ。風量もすくなければモワッとくることもあるでしょう。

くれぐれも高齢者(親)の身になって体感し尊重しながら注意喚起してください。

家族がやるべきこと

話を聞く、否定しない、わかっています!

しかしながら、これができないのが現状です。

それには介護に対応する時間がないなど、家族は逐一親の要望を聞いたり行動見守りはできないのが現状です。



※家族で対応できないならプロに任せる

プロの介入により、接し方や対応が勉強になります。
また親にとっても家族以外との交流で刺激もあります。
親の状態もそうですが、一番は介護者の家族の状態が介護にはポイントになります。


<まだ大丈夫レベル>
家族の価値観にもよりますが、家族で介護ができる状態を基準に在宅か施設か考えます。
まだ在宅介護ができるのであれば介護ヘルパーを利用する。

良く進められるのが、デイサービスです。
デイサービスもいいですが、マンツーマン介護の訪問介護ヘルパーのサービスをおススメします。

理由は、デイサービスは他利用者もいて一人に関わる時間
マンツーマンで利用者に向き合うことで話を聞く承認するでメンタル的にも穏やかになり効果が期待できます。

また、実際のプロの介護も家族は見れるので接し方も勉強になります。


<もう限界・・>
常時無理と感じたら介護から離れる、要は「施設入所」がいいでしょう。
家族(個人)の価値観になりますので、自分がもう無理と感じたら施設入所。

迷ってる場合はショートステイなどを利用して一時離れてみるといいでしょう。いなくていいことや不安など自分自身や家族介護を見直せます。それから判断してもいいでしょう。


※一旦介護(親)から離れてみるは効果大です。

介護に後悔しない

人生100年時代と言われています。
いつどこで何時、親が要介護状態になり介護サービスを利用するかもしれません。

親が要介護状態になった時に、今まで知らなかったことや関わらなかったことが増えます。


「なんで~まさか~どうしよ~」

何も準備していないとこのようなワードが出てきます。
親が要介護になった時にとならないように準備しておくことが大切です。

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