介護士が入所者に対する暴力、犯罪行為に至る原因は「低賃金」が原因。
介護士が入所者に対する暴力のニュースは頻繁に見かけます。
そのたびに介護士について、介護業界についてピックアップされます。
介護施設に入所して親が暴力を受けたら・・
将来自分が受けたら・・
不安がよぎります。
今回は介護士による入所者に対する暴力事件について自論を展開します。
目次
暴力事件に対する声
事件に対する自論や意見を見かけると、多いワードがあります。
＜ネット書き込み＞
・低賃金（給与が安い）
・重労働
・ストレスがたまる
・介護に向いていない
確かに原因の一つではあります。
しかし個人の価値観により違いはあります。
例えば「低賃金」（給与が安い）
どこと比較しているか？
給与に対して労働対価が安いと推測しますが、これも個人の価値観で違います。
賃金を給与ではなく時給換算してみます。
（地域により差あり）
・介護職「1200円～」
・レジ打ち「1000～」
・コンビニ「900～」
時給1200円、他と比べると決して安すぎることはないです。
もちろん労働に対する対価で考えると、時給最低1500円になればいいと思います。
（これも価値観）
お金を稼ぐこと（仕事）は、重労働でありストレスがたまり大変です。
どんな職業でも同じではないでしょうか。
暴力事件の原因
高齢者に対する暴力事件が起きる原因は「人間関係」です。
職場の人間関係が悪いことが一番の原因です。
上司との関係、スタッフ間の関係と、うまくいかずストレスになっているケースが多いです。
コミュニケーションが苦手、おとなしいなど、人間関係形成が苦手であったり集団の中で立場的に弱い人間です。上司、スタッフからから文句をいわれる、嫌われている、見下されている、そんな人が、自分より弱い高齢者にあたる傾向があります。
犯罪行為に至る当の本人が問題なのは前提ですが、上司が悪い、同僚が悪い、最終的には法人が悪いと繋がっています。この業界で仕事をしていると、犯罪を身近に遭遇したりしたことがあります。
例）
・同じ地域内の特養で介護士が入所者に暴力を振るい刑事事件になったこと。
・介護士の一人が奇声をあげてスタッフに襲い掛かったこと。
・介護士（スタッフ）同士のいじめ。
・社内で窃盗事件。
私の経験から言えることは、いずれも職場での人間観関係が悪かったこと、そして評判がよくない法人でした。要するに、介護士による入所者に対する暴力は介護職員の給与が根本的な問題ではないのです。
※低賃金、給与はあくあでも付属の問題。
介護士による、入所利用者に対する暴力事件、犯罪行為に至る原因は「低賃金」が原因ではありません。
原因は上司や同僚の『人間関係』です。
まとめ
介護士も犯罪を起こしても何ら不思議ではありません。
警察官だって教員だって国会議員、芸能人だって犯罪を起こす人はいますからね。
社会的職業なので目立つだけです。
給料が安くても、楽しく働ける、働きやすく人間関係がよい、自分に合う職場環境であれば、暴力や犯罪が起こることはないと思います。
給料を上げても犯罪はなくなりません！
問題はそこではないからです。
まずは施設や法人は、社員やパートに限らず現場の「第一線で働く介護士」に目を向ける体制を整えることが介護士の暴力や犯罪防止に繋がると考えます。
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