高齢者の転倒リスク
高齢者は転倒しやすいです。
筋力や認知力など心身の機能低下により転倒しやすくなっています。
ただ転倒だけで済めばいいのですが、高齢者は転倒すると大けが(骨折)のリスクは高いです。
転倒しないためには?
転倒リスクを軽減するためには?
日常に潜む転倒しやすい場所や注意する場所など解説します。
目次
- ○ 高齢者の転倒リスク
- ○ 高齢者が転倒しやすい場所
- ○ 高齢者が転倒しないためには
- ○ まとめ
- ○ クルウのサービス
- ・介護の窓口
- ・レンタルヘルパー
- ・介護講座
- ・エンディングノート作成講座
高齢者の転倒リスク
高齢者は身体機能低下、認知機能低下などの原因により転倒リスクは高いです。
例えば現役世代だと、転倒しても擦り傷や打撲程度で済むことは多いですが高齢者は骨折など大けがの基になります。転倒したわ~と笑い話にならないです。
高齢者(親)自身が転倒することを自覚することが大切です。心身機能は低下して些細なことで転倒しやすいことを認識することで転倒リスクの軽減になります。
ご家族は親御さんに転倒しやすくなっている、転倒するとどうなるか、などより具体的に説明し理解してもらうように務めることが転倒リスクの回避や軽減に繋がります。
高齢者が転倒しやすい場所
(屋内)
・寝室/布団につまずき転倒、上布団を踏んで滑って転倒したは多いです。
・居間/電気コードに引っ掛かり転倒。
・トイレ/ズボンの上げ下げ、便座への移動時に転倒。
・浴室/浴室内の移動で滑って転倒、浴槽の出入りで転倒。
(屋外)
・車輪止め/車の乗降時に車止めにつまづき転倒。
・エスカレーター/乗り降りにつまずきやすく転倒。
・階段/昇りは足があがり切れずつまずき転倒、降りは階段を踏み外し転倒。
屋外は屋内に比べて転倒すると大けが(骨折)のリスクは高いです。
ご家族は見守りや介助をして転倒しないように気を付けましょう。
※注意するべきことは、「車の乗降」です。
車から降りて、車から離れた時に隣の車輪止めにつまずき転倒、固いアスファルトですので痛いし大きな骨折に繋がります。(大腿骨骨折)
→ドアの開け閉めはご家族で行うことをおススメします。
高齢者が転倒しないためには
高齢者が転倒しないためには、先にも述べましたが高齢者(親)自身が転倒することを承認することです。
まずは親御さんに「転倒の危険」について説明することが必要です。
ご家族での話し合いは大切です。具体的にはご家族で話し合うことは転倒する原因、転倒したらどうなるか、転倒したら家族はどうなるかなどです。
・日常生活での危険ポイントをピックアップ
生活圏内での危険ポイントをピックアップすることは大切です。
例えば、浴槽に入る時、床が滑るので手すりを持ってゆっくり入る。など危険ポイントを記すことでインプットされ危険予知能力が働き注意することになります。ぜひ親御さん、ご家族で考えてみてください。
・筋力(下肢筋力)の維持
運動すればいいですが、何をどう運動するかが重要です。運動するまでもなく、日常行動や動作から運動に繋げていくこともできます。「歩行」歩くことはできていれば歩くことです。屋外に出れる高齢者であれば毎日公園に行く、スーパーに行くなど短時間でも屋外に出ることは効果あります。またテレビを見ながらでもできるストレッチや軽い筋トレするなど効果はあります。
おすすめは「ラジオ体操」です。
ラジオ体操は誰もがやった経験があり覚えているし短時間で全身の機能を活性化できます。ぜひラジオ体操をしましょう。
・認知機能の維持
屋外に出ることを更に深掘りすると、屋外に出れば人や車など視覚に入り認知します。例え人と話さなくても脳は刺激され機能を使い活性化します。自宅内の生活空間だけでなく他者の空間に触れるとよいです。
・家族の見守り介助
特に屋外は注意が必要です。見守りはただ横にいるだけでなく、すぐに支えれる体制を取っておく、手を引くなど見守り介助をして転倒リスクを軽減しましょう。
まとめ
我々現役世代でも、年々身体が弱った、つまずきやすくなったなど身体機能認知機能は低下しています。
転倒しそうになった・・で驚くだけも多いです、仮に転倒しても受け身が瞬時に取れおおけがすることは少ないでしょう。しかし高齢者は身体認知機能低下により受け身を取ることができず転倒すると大けがすることになります。
要介護状態になった原因で多いのは「転倒」です。
転倒→骨折→入院→介護申請→介護認定と流れです。
健康体でいるには転倒しないことが重要です。転倒しないようにご家族は見守りやアドバイス、物理的なことは修復修繕をして、高齢者(親)の転倒リスクの軽減に努めていきましょう。
高齢者は、とにかく自分が転倒しないこと!
ご家族は、とにかく親を転倒させないこと!
これが一番大事です。
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